2022/01/08

コロンビア T-96 6トランジタラジオ(ポケットラジオの修理で一休み)

1.概要 

COLUMBIA T-96 6トランジタラジオ 1970年(昭和45年)、3200円の製品です。この製品もかなり古く、ゲルマニウム・トランジスタを使っています。

オーソドックスなデザインのCOLUMBIA T-96
COLUMBIA T-96

2.修理

2-1.故障状況

・本体スピーカーカバー右横に凹み傷あり。

・T-96の電源を入れると、大きな音でピィー、ガッーなどのノイズ音で受信できない。

2-2.原因と修理 

選局ダイヤルをまわしてみると数か所の特定の位置で大きなノイズ音は、ラジオが発振しているときの現象です。電解コンデンサーの容量が抜けて発振したようです。基板を詳しく見ると、すでに電解コンデンサー1個が交換されていることに気づきました。過去にも同様の故障があったのでしょうか?また、ボリュームの丸い保護カバーがバラバラに破損しています。ボリュームを外した形跡もありませんのでラジオを落としたりして破損したのだと思います。

COLUMBIA T-96の内部ではボリュームの保護板が破損していた
ボリュームの保護カバーがバラバラに破損
まず最初に電解コンデンサーをすべて交換します。交換により、発振はなくなり正常にラジオが聞けるようになりました。次にボリュームに綿棒でコンタクトスプレーをつけてみがきます。ボリュームの保護カバーは他から移植しました。修理後は以下の写真になります。

COLUMBIA T-96の電解コンデンサ交換後の基板を見る
電解コンデンサの交換

修理が完成まじかのCOLUMBIA T-96
ボリュームの保護カバー交換

次にスピーカーカバー右横に凹みの修理です。

COLUMBIA T-96の凹んだ四角いアルミのスピーカーカバー
スピーカーカバーの凹み

スピーカーカバーの枠とカバー(穴あきアルミ板)を本体から慎重に取り外します。カバーの枠の内側から押して変形箇所を少しづつ元に戻す作業をします。アルミ板も傷がつかないように布や厚手のウェットティシュなどを使って工具で修理します。ラジオ本体に戻す時には、修理面を下にして取り付ければ傷が目立ちません。

修理してきれいになったCOLUMBIA T-96のスピーカーカバー
スピーカーカバーの修復後

元の姿に修復できました。

ポケットラジオの手軽な修理で息抜きして次の修理に取りかかりたいと思います。