Victor ビクター MCA-100BとMCT-100Tの紹介です。1971年頃の製品になります。ビクターコンポネントステレオのMCA-100B(プリメインアンプ)とMCT-100T(AM/FMチューナー)です。
1970年頃のラジオやオーディオ、音楽などを今日まで趣味としてやってきた身の回りのこと、体験したことをつづる日々のブログです。真空管ラジオ、トランジスタラジオなどの体験記、最近ではPCオーディオなどについてもご紹介していきます。
2024/03/08
Victor ビクター MCA-100BとMCT-100T
2024/03/03
TRIO トリオ KT-7000 AM/FMチューナー
TRIO トリオ KT-7000 AM/FMチューナーの紹介です。1970年、61,000円のチューナーの名機です。チューナーはずしりと重く8.2kgあり、アルミの無垢のツマミとダイヤルスケールの照明が美しいで製品です。
チューナーのカバーを外すと、黒いシールドケースで厳重に保護されています。上の写真はシールドケースを外した状態です。糸掛けの方法ですが、バリコン調整用とダイヤル針用で2本の糸掛けを使用するのがめずらしいです。
SUNSUI サンスイ TC-505 AM/FMチューナー搭載ステレオプリアンプ
SUNSUI サンスイ TC-505 AM/FMチューナー搭載ステレオプリアンプの紹介です。1968年、37,500円の製品になります。サンスイはこの時期、TUシリーズ(チューナー)、TCシリーズ(チューナー搭載プリアンプ)、TAC(レシーバー)のラインナップで多くの機種を販売していました。 TC-505は、丸いダイヤルスケールで横幅もありチューナー単体より、バランスの良いデザインで今でも人気がある機種です。
上の図はチューナー部のブロック図になります。FMフロンエンド(F-1031)、FM IFセクション(F-1087)、FM マルチプレックスセクション(F-1099)、AMセクション(TRAM-4A)で構成されています。このプリント基板はチューナーTU-555と同一のものが採用されています。
上の図はチューナー以外の構成です。イコライザアンプ(F-1023)、トーンコンロールアンプ(F1074)、ヘッドホンアンプ(F-1077)でプリアンプを構成しています。TU-555に上記の3つのアンプを搭載した製品がTC-505です。
上から見ると、左下:トーンコントロールアンプ、その右中央がFMマルチプレックスセクション、中央がFM IFセクション、中央上がAMセクション、バリコン下がイコライザ-アンプになります。
裏から見ると、左上はヘッドホンアンプ、その下が電源部になります。 修理作業に入りますが、まず最初に劣化部品は全て交換します。次に電源試験をします。0.15A流れ正常のようです。
機能を確認します。ステレオランプが点灯しません。ステレオランプへの電圧はチューニングで変化するので回路は正常です。6Vの豆球と交換して再調整でランプは点灯しました。ヘッドホンの出力波形が歪んでいるので、 2SB405×2を2SA1015×2と交換しました。
FM受信時にサッーという雑音がやや大きく聞こえます。フロントエンドのFET不良が疑わしいです。FMフロントエンド(F-1031)基板はバリコンと蜜に実装されていて修理が大変です。