1.概要
PIONEER TX-50 FM/AMチューナー 1969年 24,000円、プリメインアンプSA-50とペアになる製品です。この後発売されるTX-50Aは垢ぬけたイメージですが、私はTX-50の何となく哀愁を帯びたレトロなパネルが好きです。
| PIONEER TX-50 |
2.回路図
PIONEER TX-50は海外ではTX-500の型番で発売されていました。写真はTX-500の回路図になります。電圧仕様により、いろいろなTUNER UNITがあるようですが回路そのものは同じなのでこれを修理の参考資料にしています。
| 回路図 |
3.修理
3-1.状態確認(ステレオランプが点灯しない)
ステレオランプが点灯しないのでLEDが切れていないかを確認します。LEDはOKなので、次に19kHz パイロット信号検出用の同調コイルを回してみます。同調コイルを回してもステレオランプ点灯しません。同調回路で19kHz パイロット信号を検出できないようです。
| PIONEER TX-50の内部 |
| 20mHの同調コイル |
これが20mHの同調コイルです。
3-4.修理
| 20mHの同調コイルを取り付け |
・20mH取り付け
チューナー基板に実装します。手前左側が交換した同調コイルです。同調コイルを回しますがやっぱりステレオランプが点灯しません。うまく19kHzに同調できないようです。
| 220pfの取り付け |
・220pFの追加
そこで、同調周波数を再計算してコイルではなくコンデンサ側の容量を220pfほど増やしてみました。再度、同調コイルを回すとステレオランプ点灯するようになり成功です。最初からコンデンサ追加で様子をみればよかったとしきりに反省しています。
今回は自分のミスで冷や汗をかく事態に陥り、たまたま見つかった部品に助けてもらった修理でした。