| T-19HとCF-1900pro |
T-19は、SONYのラジカセ CF-1900専用の別売タイマーです。カタログに録音・受信・停止が自動でできる、電池式タイマーで1973年、別売T-19 4,900円です。写真のタイマーは、SONYスカイセンサーのT-19H 6,500円になります。全く同じ外観と中身で何故か型番と価格が違っています。スカイセンサーの発売時期はCF-1900より後なので物価スライドの影響もしくはブランド製品として価格が高くなったのかもしれません。
当時の私の日課は、隔週に発行されるFM Fanの番組表を見ながらCF-1900とT-19の組み合わせでカセットテープに留守録することでした。T-19のタイマーには大変お世話になりました。タイマーのスタート時間の設定はオレンジ色の針で合わせますが10分刻みしかできません。しかも、スタート時間は1~2分の誤差があります。時間は15分とか45分はできないので5分早く設定していました。しかし、10分単位の設定時間や1~2分の誤差があっても留守録できること自体が当時としては貴重な機能でした。
| 壊れているT-19H |
今、オークションなどで入手しようと思うと5000円以上もの高値がついて手が出ません。古いタイマーに5000円もかける気ないのでジャンク品で安く手に入れました。この写真がそのジャンク品です。
| ペンのキャップと芯、スペーサーとネジ |
本物のツマミの色や形状に似た水性ペンのキャップを用意します。水性ペンのキャップを1cmほど切断してツマミとして利用します。次に水性ペンのインクの芯を先ほど切断したキャップとプラリペアのプラスチックで一体化させて作ります。私はラジオのツマミ職人ではないので写真のような出来栄えが限界です。
ツマミを取り付ける本体側の軸は、真ん中が割れている丸い金属棒です。本来はツマミ内部の金属板がその割れ目に噛み合って回転する仕組みですが、自作でこの構造を再現するのは困難です。 そこで、ボールペンのインクが入っていた中空の芯を利用しました。芯の素材が適度に柔らかいため、丸い金属軸に被せるようにキツく押し込むと、滑ることなくスムーズに回転させることができます。これをプラリペアでキャップと一体化させました。
| プラリペアでツマミの芯を固定 |
| 背面のフタをスペーサーで固定 |
裏蓋のプラスチックの細長い爪が破損していてプラリペアでも補修できそうにありません。あきらめて黒のプラスチック製スペーサとネジで固定できるようにしました。最後に新しいピンジャックを取り付けて完成です。
| 元通りに修理したT-19H |
ジャンク品はツマミ一つあることでオリジナルのような雰囲気に生まれ変わりました。今回の修理で懐かしい製品がまたひとつ部屋に戻ってきました。