T-19は、SONYのラジカセ CF-1900専用の別売タイマーです。カタログに録音・受信・停止が自動でできる、電池式タイマー(別売T-19 4900円)です。写真のタイマーは、SONYスカイセンサーのT-19H 6500円になります。全く同じ外観と中身で何故か型番と価格が違っています。
幸いなことに時計は動作しましたがジャンク品の名に恥じず、いろいろ壊れていて修理が必要になりました。症状:①TIMER SETのツマミなし、②裏ブタの爪が破損して固定できず、③CF-1900と接続するピンジャックなし。
TIMER SETのツマミは小型なので市販品では代用できそうにありませんので自作することにしました。材料は、水性ペンのキャップ、水性ペンの中空の芯、プラリペア(プラスチックの造形補修剤)の3つです。
水性ペンのキャップを1cmほど切断してツマミとして利用します。次に水性ペンのインクの芯を先ほど切断したキャップとプラリペアのプラスチックで一体化させて作ります。私はラジオのツマミ職人ではないので写真のような出来栄えが限界です。裏蓋のプラスチックの細長い爪が破損していてプラリペアでも補修できそうにありません。あきらめて黒のプラスチック製スペーサとネジで固定できるようにしました。最後に新しいピンジャックを取り付けて完成です。
ジャンク品はツマミ一つあることでオリジナルのような雰囲気に生まれ変わりました。今回の修理で懐かしい製品がまたひとつ部屋に戻ってきました。