SONY CF-1500 発売日:昭和46年8月21日(1971年) 販売価格:33,800円 2021年で50歳のラジカセです。
SONY CF-1500は、大好きなSONY CF-1900と外観が似ていて気になっていたラジカセでした。
CF-1900と外観を比べると似た雰囲気ですよね。そして誘惑に勝てずオークションでまた買ってしまいました。現物のラジカセを見ると、年式が古い割に妙に本体に傷もなくきれいです。長年使われなかったじゃなく、致命的な故障があり使えなかった製品じゃないのかと不安がよぎります。 まずは動作確認。上部中央のメインスイッチを入れてラジオを聴こうとすると、メインスイッチが入りません!入れてもスイッチ戻ってくるので、ラジオも聞けないラジカセです。戻ってくることから、このトグルスイッチは普通のスイッチじゃないことがすぐにわかりました。
裏蓋を開けると案の定、スイッチと連動して白いプラスチック・レバーがカセットのメカと連動しています。おまけに、この製品の年代より古いマイナスのビスが転げ落ちてきました。誰かラジカセの中を触っています。何人か修理を試みて断念しては転売して私のとこまで流れてきた製品だと想像しています。
気を取り直して、本体からカセットとラジオを取り出そうとしますが、1時間格闘してようやく外せました。観察するとここにも触った痕跡として、テープカウンタのケース上部がすでに破損していて破片すらありません。
本題のメインスイッチはカセットメカ部分と連動しており、カセットの録音が終了するとテープがオートシャットオフしてメインスイッチもOFFになる構造のようです。ここからは、根気よくスイッチを動かして観察するしかありません。スイッチを入れても引っかかる感触がないのですが、運よく数回だけONにロックしかかったので原因がわかりました。